言いたいことが書けない人はエッセイ脳でない~起承転結テンプレート再発見

■言いたいことが書けない?

以心伝心。

「自分の書きたいことを」
「他人にわかるように」

打てば響くぐらい
書いて伝わればと思うもの。

それが出来ない原因を
あえていうなら、

エッセイを読んでいないから
「言いたいことが書けない」
のです。

そこで、今回紹介するのは、

●岸本葉子(著)エッセイ脳。

エッセイの書き方の指南書です。

「コピーじゃなくて
エッセイ?」

そうです。

逆に言うと、

エッセイを読めば
あなたも言いたいことが
書けるようになります。

■なぜ、エッセイ?

エッセイとは、
自由に思索したことを
記したもの、
とされています。

ですが、ちまたの
エッセイのイメージというと、

カフェラテを飲みながら読む、
エスプリのきいた
おしゃれ文章。

あるいは、著者の
身の回りで起こった面白話
といったところでしょう。

いわば、
文章版落語のような扱いです。

冒頭、カッコ書きにした

「自分の書きたいことを」
「他人にわかるように」

とは、岸本さんのいう、
エッセイの定義です。

その定義を実現するために
どう考えればいいのか?
何を注意すればいいのか?が
この一冊を通して説明されています。

(ちなみに本書は
京都造形芸術大学通信教育部
での授業内容をまとめたもの)

端的に言えば、

自分の物語を
他人に伝える文章形態

がエッセイなのです。

ですから、内容は違えど
オシャレ談話も
面白小話も
100歳近くの人生訓も

大きくとらえれば、
自分の物語を
他人に伝える文章形態を通じて
読者に発信されていると言えます。

接触回数が増えれば増えるほど
好印象、親しみの度合いが
高まる心理現象を
ザイオンス効果といいます。

そんな心理効果のためか
有名人になればなるほど
親しみを感じるようになり、

ツイッターなどでの
ちょっとした発言に
(いい悪いはありますが)
反応が高まります。

一方、無名人の話なんて
誰も興味を持ちません。

もし、あなたがブログやSNSを
やっているなら無反応を
身をもって経験済のはずです。

しかし、あなたが無名人ならば
文章の勉強をするのに
こんなに最高の環境はありません。

「自分の書きたいことを」
「他人にわかるように」

が無名人でもできるかが
重要だからです。

最初は、
「100人ぐらい読者がつけば、
楽だよなー」
と思ったりします。

そのぐらいいれば
ちょっとした収入も
発生するでしょう。

されど無名人に
熱狂的読者なんて
いるはずもありません。

つまるところ、
自分の書きたいこととは、
エゴですから、

読者に受け入れてもらうには
何十記事も読んでもらうなど

ザイオンス効果が
どうしても必要になります。

しかし、ザイオンス効果が
発揮するもしないも、
無関心読者が最初に目にする
一記事目次第です。

そこに、エッセイの素養が
活かされるのです。

エッセイの素養があれば
コピーを書くために

あるいは
ブログ、メールマガジンを
書くために

あなたのわがままを
エトス(信頼)
パトス(共感)
ロゴス(論理)
にして伝えることが
できるようになるのです。

(本書では
エトス、パトス、ロゴスと
具体的に言及されていません)

■エッセイは徒然ではない
~起承転結の再発見

日本では随筆として
大昔に枕草子、徒然草なんてあります。

徒然なるままに
つらつらと書き連ねた
とされています。

が、が、が、

徒然なるままに
なんて書かれていません。

考えてみても
ただのメモ書きの束が
何百年も残るはずがありません。

枕草子や徒然草が残り、
他の随筆が消滅したわけは、

他人に伝えることを想定して
書かれた文章だからです。

そこには、
文章の工夫があります。

岸本さんの
エッセイノウハウの工夫は
起承転結の再解釈でした。

「転」の部分に
「自分の書きたいことを」
を持ってくるというのです。

起承転結とは
もっとも典型的な文章構成方法です。

従来は、
起(導入部。事の起こり)
承(起こったことを説明)
転(起承とは違う観点に発展)
結(結論として意見をまとめる)
のように話を構成します。

ですから、
自分の書きたいことは
「結」の部分に
まとめとして書いていました。

ところが、
岸本さん式になると

「転」の部分に
自分の書きたいことを配置することで
読者が驚く演出ができるといいます。

また、書き手のエゴは
読者にとっては意外なことですので
「転」の部分が印象的になります。

ですから、
文章の発想も
「転」を決めてから
その他の部分を設計するそうです。

コピーライティングを勉強している
身からすると、
起承転結のテンプレートは眼中に
ありませんでした。

起承転結の発想自体を
しないようにとしているぐらいです。

コピーライティングでは
興味ー>信頼ー>行動
の認知心理学のテンプレートを
使いますので、

最初は
読者の興味ある事から始めて、

読むとメリットがある
ということをエサに
引っ張っていき

途中途中に言いたいことを
入れ込む。

書き手の言いたいことを
読まないと先に進めない
文章構成が多いです。

ところが自分の意見を
自分のエゴを
フック(ひっかかり)として
使うというのです。

■エッセイ脳はエゴ脳である

岸本さんのエッセイは
いくつか読んでみたのですが
面白いとは思いませんでした。

そんな印象があったので
買ってはみたものの
一年ぐらい机の上に積まれたまま
本書は埋もれていました。

しかし、本の整理のため
「読んでから売るか」
と思って読んでみると、

岸本さんのエッセイが
私にとって面白くない理由が
見えてきたのです。

岸本さんの言う
「転」の部分、

つまりは
「自分が書きたいこと」が
私へのフックとして
効いていないのです。

岸本さんは
エッセイ専業の文章家です。

(最近は
俳句の仕事も増えています)

それだけ続くのは
ファンも多いからなのでしょう。

ですが、
私はファンになりませんでした。

その現象は
当たり前のことに思えますが、

すべてを取ることはできない
裏返しなのです。

だから、

言いたいことが書けないと
思っている人は
「自分が書きたいこと」
(エゴ)がないのだと
最初に戻る必要があります。

他人のエゴに
人は興味を持たないでしょうか?

そんなことはありません。

なぜなら、
人の意見を知りたいから
他人の文章を読むものだからです。

しかも、エッセイには
合理性やメリットは
求められていません。

エッセイに
一般論しか書かれていなければ
読みたいとは思わないはずです。

たとえば、
「岸本さんはどう思うのだろう?」
を知りたいからエッセイを読むのです。

岸本さんのエゴを読んで
ファンになる人もいれば、
ならない人もいる。

それだけのことです。

その分かれ目について
本書を読むと
その他にも気づきがあります。

また、プロっぽいところとして

依頼字数を埋めるための
伸ばし方なんてあって、

「だから変な文章が
突然入る時があるのか?」

と何もかも計算づくで考えて
やっているわけでもないと
とても参考になるところがありました。

私が読んだのは
ハードカバー版ですが、
文庫本にもなっているようです。

岸本さんのエッセイは
読まなくてもいいですが、
「エッセイ脳」はは読んだほうが
いいです。

これは、私のエゴひいきです。

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