「ひらがな」、「カタカナ」を多くすると、あなたのコピーが読まれる!


 
 
この前、本屋に行って
本が置いてある棚を見ていると
面白い事に気が付きました。
 
 
読むことはできるけど
書けない漢字ってありますね。

 
 
よく例に挙げられるのが
「薔薇(バラ)」とか
「檸檬(レモン)」などです。
 
 
どうですか?
あなたは書けますか?
 
 
私なんか目が悪いので、見ても書けないです。
 
 
それで、本屋で発見したのは、
本の題名には
「複雑な漢字」が使われていないことです。

 
 
例えば、
鬱病(うつびょう)の「鬱(うつ)」は
ひらがなの「うつ」が多いんですね。
 
 
タイトルをつける出版社が
「漢字」があるのに、
「ひらがな」にするのは、
「ひらがな」にした方が売れるからです。
 
 
つまり、顧客は複雑な漢字を「見たくない」のです。
 
 
もし「うつ病」コーナーで
全部漢字を使っていたとしたら、
 
 
コチョコチョした字で
黒い部分の多い
「鬱(うつ)」ばかりが
並ぶことになります。
 
 
本を選ぶときも
メガネを上下させて
背表紙を見なければなりません。
 
 
タイトルを見るだけでもイヤになってしまいます。
 
 
それよりは、「うつ」の方が
字を見るのが「楽」だし、
パッとわかります。
 
 
そう考えると、本屋の棚は、
並べられた本の背表紙のタイトル1冊を
1行とした本のページのようです。
 
 
それを本のようにパラパラと
私たちは本棚を見ています。
 
 
本屋から家に帰ると変に疲れるのは、
本屋で本の背表紙を見ることは
本を読むのと同じだからです。
 
 
洋画でも同じですね。
 
 
洋画1本見ると
画面の横に表示される翻訳を読むことで
本1冊を読むようなものです。
 
 
ただでさえ
並べられたタイトルを読むのは、
面倒で疲れることです。
 
 
それなのに、むずかしい漢字なんて
読んでいられません。
 
 
顧客は
「楽で(または、簡単で)」、
「すぐ(または、早く)」、
「結果が出る(または、効果が出る)」ことしか
やりたくないです。
 
 
それでも見るのは、
まだ「興味」という前提があるからです。
 
 
「なにかいい本ないかな?」
「何言っているか知りたい」があるからです。
 
 
私たちがコピーを読ませたい顧客は
広告になんて興味ありません。
 
 
顧客は文章を読みたくもなければ
「複雑な漢字」も見たくありません。
 
 
それは、面倒で疲れるからです。
 
 
では、どうすればいいのか?
 
 
「疲れる漢字」を使わなければいいのです。
 
 
第一印象で「疲れる」「むずかしい」と思い込むと
脳は受け入れを拒否します。
 
 
それを避けるため、
漢字より単純な形の
「ひらがな」「カタカナ」を多くします。
 
 
これは文章の内容ではなく
内容以前の「文字列」を
「一瞬見た時の印象」です。
 
 
あなたも初めて会った人の
第一印象をずっと引きずってしまいますよね。
 
 
しばらく付き合って
やっと「こういう人だったのか?」と
思い直すことも多いはずです。
 
 
しかし、コピーの場合
「めんどうくさい」
「むずかしい」と思われると
もう二度と読んではもらえません。
 
 
だからこそ、第一印象が重要なのです。
 
 
例えば、
最初の例にあげた
ゴチャゴチャした漢字、
 
 
薔薇ーーー>バラ
檸檬ーーー>レモン
鬱病ーーー>うつ病
 
 
や、文中でよく使わる漢字
 
 
様にーーー>ように
分かるーー>わかる
体ーーーー>カラダ
 
 
など、「ひらがな」「カタカナ」にしても
影響の少ないものは、いろいろ変えてみて
見た目の印象を試してみてください。
 
 
言葉自体も漢字ではない表現が使えないか?
探してみてください。
 
 
といっても、全部「ひらがな」「カタカナ」では
わかりづらくなったり、
同音の言葉を判断できなくなります。
 
 
文章の「見た目」と
「意味」のバランスを取りながら
まず「見るのが楽」と
印象がもたれるようにしましょう。
 
 
次に、文字の「色」の印象についてお話しします。
 
 
「ひらがな、カタカナ、漢字の色?」
 
 
文字の色というと不思議に思われるかもしれません。
 
 
原稿用紙のマス目に
「○」を書いた場合と
「■」に塗りつぶした場合では
黒さが違いますね。
 
 
同じように
一文字あたりの画数の多さによって
見た目の黒の深さが変わってきます。
 
 
「ひらがな」「カタカナ」が多いと
空白部分が多くなります。
そのため文字列が白く明るく見えます。
 
 
画数の少ない漢字だと、
「ひらがな」「カタカナ」より画数が多いため
少し黒くなります。
 
 
画数の多い複雑な漢字だと真っ黒です。
「鬱(うつ)」なんかそうですね。
 
 
画数の多さによって
塗りつぶされる面積が多くなるので
一文字の黒の濃度が違うのです。
 
 
そのため、「ひらがな」「カタカナ」「漢字」を使う
比率によって
文字列を見た時の「明るさ」が変わります。
 
 
明るいとわかりやすい印象になります。
 
 
子供の絵本を思い出してもらうとわかります。
 
 
「さいた、さいた、サクラがさいた」と
「咲いた、咲いた、桜が咲いた」では
「ひらがな」「カタカナ」を使った方が
文字列が明るく、わかりやすい印象です。
 
 
しかし、「ひらがな」「カタカナ」だけでは
文字の色(黒)の濃淡がないため
ベタッとした印象になります。
 
 
「ベタッ」とした印象から
「くっきり感」を出すためには
漢字をキーワードとして使います。
 
 
つまり、漢字の部分は
ひらがな、カタカナより黒いので
強調しているように見えるのです。
 
 
先程のように漢字にできるところを
全部漢字にすることもできますし、
キーワードだけを漢字にする方法もあります。
 
 
「咲いた」を強調したいときは
「咲いた、咲いた、サクラが咲いた」としてみたり、
 
 
「桜」を強調したい時には
「さいた、さいた、桜がさいた」など
漢字でキーワードを意識させることができます。
 
 
漢字をキーワード化するために
もう一つ意識すべき点があります。
 
 
日本語の文章の構造は、
キーワードに「漢字」、
それをつなぐために「ひらがな」を使っています。
 
 
「漢字」の箱があり、
「ひらがな」の糸でつないでいるイメージです。
 
 
漢字を「■」として、
ひらがな、カタカナを「-」で表現してみると、
 
 
「■-、■■---、■■■--■■--。」
 
 
こんな感じです。
 
 
その文章を見ると
読み手は、
漢字が「キーワード」であると捉えます。
 
 
例えば、ノートを作っていて
覚えたいことは
蛍光ペンでキーワードに上書きしますよね。
 
 
そのような文字の濃淡によって、
立体感を出す効果があるため
見やすくなるのです。
 
 
新聞を見ていたら、こんなコピーがありました。
 
 
「音が静かで、空気が乾燥しにくい
日本製オイルヒーター」
 
 
漢字の部分がキーワードになっています。
 
 
「静か」「乾燥」「日本製」
 
 
読んだ人は
頭の中でそのキーワードをつないで
読んでいます。
 
 
もうひとつ、こんなコピーがありました。
 
 
「なぜNTTのクラウドがパートナーに選ばれるのか?」
 
 
漢字は「選ばれる」のみです。
 
 
この文章の中から
キーワードである「クラウド」を見つけるのは
雲をつかむようなものです。
 
 
しかし、「クラウド」という言葉に反応する
特殊な顧客(パートナー企業)を探しています。
 
 
いずれの場合も明確な基準は決まっていません。
 
 
あなたの紹介する商品イメージに合った
「見た目」の印象で
使用する文字バランスを調整することが重要です。
 
 
あなたの紹介する商品が
知的水準の高い物である場合、
あるいは、特殊な商品である場合、
漢字が多い方が内容に合致するかもしれません。
 
 
パソコンで文章を書く場合は
 
 
「書体」もいろいろ変えて
商品のイメージに合う書体を選びましょう。
 
 
これまでお話しした通り、
日本語は節操ないので
ひらがな、カタカナ、漢字などいろいろ使います。
 
 
メールの時代になってからは
それに加えて顔文字、絵文字もありますよね。
 
 
それで、よく思うのが
「誰のための字なんだ?」です。
 
 
私は日本語、大嫌いです。
 
 
いっそのこと
「英語が公用語になればいいのに」と思っています。
(私は英語話せません。)
 
 
私は洋楽が好きなので
理解したいのに、理解できない、
歌いたいのに、歌えない悔しさを
何十年と味わっています。
 
 
思いっきり意味がわかった上で
ローリングストーンズの曲を
歌ってみたいです。
 
 
英語の方がカッコいいですよね。
日本語って、難しくてスッキリしないです。
 
 
日本語はもともとがスッキリしない言葉なので
考えがゴチャゴチャしていても
それが「日本語のせい」か、
「その人の考えのせい」かわかりません。
 
 
そのため「むずかしい漢字」を使うと
考えがまとまっていなくても
それらしく文章が見えてしまうのです。
 
 
言葉には
今まで生きてきて、考えてきたことが現れます。
 
 
「むずかしい漢字」を
「ひらがな」「カタカナ」に置き換えると
「漢字」に隠されていた(隠していた)
あなたの本当の考えがあぶりだされます。
 
 
それは、あなたにもわかりやすくなるからです。
 
 
あなたは「むずかしい漢字」を使うことで
「ゴマ」かしていませんか?
 
 
「易しい文字」で表せば
あなたの考えの足りないところがわかります。
 
 
それを見つめなおせば
読み手への「優しい文章」になります。
 
 
ウソでゴマかしの「漢字」から
「ひらがな」「カタカナ」に置き換えて
本当の「あなたの考え」に会ってみましょう。
 
 
 
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「「ひらがな」、「カタカナ」を多くすると、あなたのコピーが読まれる!」への12件のフィードバック

  1. こんにちは。ユウキです。

    反省することばかりでした。
    ついつい漢字を使ってしまいます。

    改善できるように頑張ってみます。
    参考になりました。

    また来ますね。
    応援して行きます。

    1. こんにちは浅葉です。

      ありがとうございます。

      見た目を意識することなので
      すぐ使えるテクニックですね。

  2. 浅葉さん

    はじめまして!ニコラスです^^

    疲れる漢字を使わないって、
    本当に大事ですね!

    私もしったかぶって、
    よく難しい漢字を
    使ってしまうことがあります・・・。

    これからは、十分気をつけていきます!

    応援ポチさせて頂いております!

    1. こんにちは浅葉です。

      ありがとうございます。

      書く方にすると
      難しい漢字はいろいろな意味を含んでいて
      その分説明しなくていいので
      使いやすいです。

      その説明分、書く量が増えてしまいますが
      読み手にはわかりやすいですね。

  3. コメント頂き誠に有り難うございます。

    コピーライティングの重要性が解りやすい貴サイトにあこがれてしまいます。

    応援クリックさせて頂きました。

    これからも拝見しにお伺い致します。

    1. こんにちは浅葉です。

      ありがとうございます。
      よろしくおねがいします。

  4. こんにちは,颯太です。

    これまで,段落は意識するように
    していましたが,文字はあまり
    意識していませんでした。

    紹介する商品イメージに合った
    「見た目」の印象で書くように
    意識していきたいと思います。

    いつも参考になります。
    ありがとうございます。

    応援していきます。

    1. こんにちは浅葉です。

      ありがとうございます。

      段落も重要ですね。
      今度書こうと思っていました。

  5. 浅葉さんこんにちは(^^)

    ひらがな・カタカナをつかう事で
    漢字がキーワードになる。

    なるほど!です。
    知れば知るほどオモシロイですね。
    参考になりました。

    応援ポチです★

    1. こんにちは浅葉です。

      ありがとうございます。

      キーワードである漢字が
      複雑だとわからなくなるので
      わかりやすい漢字にすることが
      またテクニックですね。

  6. 浅葉さん、こんにちは。
    ちびゆうです。

    ひらがな、カタカナ、漢字のバランスって
    難しいですよね。

    ただ、パッと見の印象でゴチャっとしている
    文章にはならないように気をつけたいです。

    参考になりました。

    応援していきます!

    1. こんにちは浅葉です。

      ありがとうございます。

      せっかくいいことを書いたのに
      印象によって
      読む気がなくなる場合があるので注意したいですね。

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