なぜ、共通敵をつくると読まれるのか?

■あなたの話し方、見られています

「この人、当人がいないと
こういう感じで話すんだ」

他人の話を話しているとき、
思ったことありませんか?

そして、次に思うのが

「自分がいないとき、
自分もこう言われるのか?」

でしょう。

この時、

●あなた
●話し相手
●話題の他人

の三角形の関係で
話しています。

文章でも同じで
このトライアングルを
意識して書くことが重要です。

これを知るだけで
政治でよく使われる
共通敵を使ったテクニックを
文章で使えるようになります。

■グレタの敵

グレタ・トゥーンベリを
知っていますか?

「グレタ・トゥーンベリって、誰?」

おいおい、
そのぐらい知っとけよ。

グレタ・トゥーンベリとは、
10代の環境活動家。

国連気候行動サミットでの
スピーチで話題となり、

(スピーチ和訳)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/greta-thunberg-un-speech_jp_5d8959e6e4b0938b5932fcb6

タイム誌でも
今年の人として選ばれ
表紙にもなりました。

国連気候行動サミットでの
スピーチでは、
グレタは率直に訴えていたように
見えます。

しかし、見ていて

演説内容の構成は
コピーライティング的だし、

プロパガンダテクニックを
使っていることに
「おっ!」と思いました。

まず、グレタがしたのは
三角形の関係を
単純化して定義しました。

個人の場合、
あなたが話す側だとしたら、

●あなた
●話し相手
●話題の他人

となります。

ですが、グレタの場合は
群衆の面前でのスピーチですので、
複数です。

●私たち(グレタ世代)
●話し相手たち(聴衆)
●話題の他人たち(世界の首脳たち)

を登場人物に設定していました。

特に
●話題の他人たち(世界の首脳たち)
に関しては、

より悪者を明確にするため
アメリカ大統領トランプを
イメージさせるように
話しています。

「それはおかしい。

グレタは世界の首脳たちに
訴えていた。

だから、お前のいう
●話し相手たち

(世界の首脳たち)だろ」

変な感じしました?

だとしたら、
思い出してみてください。

スピーチを聞いている間に
トランプとグレタの
どちらに味方したくなりましたか?

聴いているうち気持ちがだんだん
怖い顔のグレタに
寄り添い始めているのに
気が付くと思います。

その原因は三角形の関係で
トランプは敵、
グレタと聞き手は共闘、
と共通の敵を描き出しているからです。

その構図を見ると
グレタは世界の首脳というより

もとから聴衆に話したかった。

それはそうです。

目の前には
話しかける群衆がいます。

なのに、それを無視して
会議出席中の
首脳たちあてにスピーチするなんて
それこそ変な感じです。

ですから、目的は
「聴衆に変わってほしい」
だったのではないでしょうか。

では、
なぜ聴衆に語りかけるのではなく、
世界の首脳を
恫喝、叱責、脅迫するような
スピーチをしたのでしょうか?

聴衆も
「あれじゃトランプもかわいそう。
パワハラだ」
なんていいません。

■彼らの知らないテクニック

冒頭にあなたをカチンと
させるために入れた文章があります。

—————-
「グレタ・トゥーンベリって、誰?」

おいおい、
そのぐらい知っとけよ。
—————-

この文章で読むのを
やめてしまった人も
いるかもしれません。

しかし、
あなたはここまで読んでいるので
ラッキー。

読むのをやめてしまった
彼らが知りえない
袋とじテクニックを
教えましょう。

この文章では怒りの矛先が
「グレタ・トゥーンベリって、誰?」
と言った読み手に向かっています。

知らないからと言って、
「そのぐらい知っとけよ」
と言われる筋合いもないので
読み手は反発するはずです。

もし、グレタのスピーチで

「環境破壊に目を向けないから
利益だけの政治家が選ばれ
こんなことになっている。

首脳と言われる人が
会議で話し合っているけれど
話し合うだけまだまし。

本当の原因はあなたの行動だ」

というような文脈のスピーチだったら
聴衆には反発しか
残らなかったでしょう。

反発するのはなぜかといえば、
直接攻撃されていると感じ、
心理的な防衛をするからです。

不手際でミスをしようと、
「絶対こちらは正しい」
と確信を持っていたとしても

誰でも攻撃されれば
攻撃に反応するため
警戒して身構えます。

それどころか
反撃の準備をするぐらいです。

「ものは言い方次第」
という言葉あるように

相手の言い方によって
気持ちを開いたり、

気持ちを閉じて
身を守ろうとする反応を
するのです。

では、こんな言い方だったら
どうでしょう。

———-
「グレタ・トゥーンベリって、誰?」
なんて、
ニュースも見ていないんでしょうか?
———-

こちらなら
「その通り」と

読み手はグレタを知っていようが
知るまいが書き手の見方の味方に
なってくれます。

それは、読み手は
自分が攻撃されているように
感じないからです。

誰か他の人に対して
私が憂いているように
聴こえるはずです。

とはいうものの

文章の上では
書き手である私と
読み手であるあなたしかいません。

もし、その二人が
直接言い合いを始めれば
必ず喧嘩が起こります。

しかも、不利なのは
言われっぱなしの読み手です。

何も言い返せないので
イライラも募るばかり。

それでは、
仲良くしたい読み手が
刃物を持って襲い掛かってくる
刺客になるのは当然です。

だから、
読み手に言いたくても
他人を持ち出すことで

直接いいたいことも、
他人経由で間接的にいうことが
必要になります。

■2対1フォーメーション

2(私、あなた)
対1(他人=共通敵)
のフォーメーションを取りながら
話を進めると

話の力の向きを
あなた、共通敵に切り替えながら
話を進めることができます。

すると、
すんなり読み手を味方に
取り込むことができるのです。

ホメたり、説明するところは
読み手に。

読み手の気分が悪くなること
読み手の都合の悪いことは
共通敵に押し付けます。

たったそれだけ、
簡単です。

「共通の敵なんて
作れるはずがない」

そう思うなら、
テレビニュースを見てください。

意識してみれば、

2(テレビ、あなた)
対1(他人=共通敵)

の三角形の構図が
すぐ見つかるはずです。

マズローの欲求5段階説では
承認欲求、自己実現欲求などの
自分の事の前に
社会的欲求があります。

つまり、自分の事より
仲間が欲しい、
一緒にいたい欲求が強い現れです。

そのため
仲間がいることを感じるためには、
対比するための、
敵が必要になります。

例えば、大きなことでなくてもよくて

スマートフォンを持っている同志と
いまだガラケーを使っている敵。

ビートルズ好き同志と
ストーンズ派。

エコバッグを持ち歩く同志、と
スーパーの荷物を入れる場所に置かれている
ポリ袋を必要以上に余計に奪う
地球の敵。

のようなことです。

とにかく相いれない
敵がいればいいです。

常に書き手と読み手は同志、
そして、その同志に対する
敵を思い描きましょう。

文章を書くときには
私(書き手)
読み手を中心に語りかけるように
文章を作っていきます。

そこに共通の敵を登場させれば
読み手をつかんで離さない
魔のバミューダトライアングルが成立するのです。

そうだ、読み手にプロパガンダしよう。

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