読み手をのせまくる方法

■ノッてくれ、ha-ha

矢沢永吉の曲に
こんな一節があります。

「生まれてから
ビートの虜(とりこ)」

矢沢永吉(止まらないha-ha)

音楽のみならず
文章においてもビートは重要です。

文章のビートは
あなたの文章の個性にも関わります。

そして、なにより
文章はエンターテインメント。

お客さんを乗せてなんぼ、

「ノッてくれ、ha-ha」

だからです。

今回は
文章のビートについて
お話しします。

■乗せる文章は心拍数より高い?

人間の(平静時)心拍数は
1分間当たり60~100回程度。
(60bpm~100bpm)

(厚生労働省「e-ヘルスネット」より
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-032.html)

60bpmの1秒に1回は
少ないと思います。

しかし、
平静時の高い方が
100bpmなのは意外でした。

というのも、

心地いい音楽は120bpmぐらいで、
心拍数に近いからだ
とされていたからです。

例えば、120bpmぐらいの曲を
紹介すると、

●Beatles「Ticket To Ride」、
124bpm

●Rolling Stones「Start Me Up」、
121bpm。

印象としては、
ゆっくり目に聞こえます。

ところが、興味深いのが
bpmが低くても
アクセントのつけ方で
早く聞こえる曲があることです。

●Chic「My Forbidden Lover」、
108bpm。

●Chic「Good Times」、
111bpm

●CHIC「I Want Your Love」
112bpm

前者のBeatles、RollingStonesは
bpmが速いのに、ゆったり聴こえ、

後者のChicは
bpmは遅いのに、
せかされているように聞こえます。

この違いの秘密は、
ビート感覚です。

■あなたの文章は8ビート、
それとも16ビート?

音楽にはリズムの取り方に
違いがあります。

簡単に言うと
前者のBeatles、RollingStonesは
8ビート、

後者のChicは、16ビートという
ビートの感じ方を利用した曲です。

(Beatles、RollingStonesにも
16ビートの曲があり、
Chicにも8ビートの曲があります)

ラジオ体操の号令で

「1、2、3、4、
2、2、3、4」

というのがあります。

この数字に当たる部分が1拍で
「1、2、3、4」
で4拍になります。

これを踏まえて
ザックリいうと

8ビートとは、
1拍の中をさらに2つ分けて
4拍を8つに感じるループの
ノリです。

16ビートとは、
1拍の中をさらに4つ分けて
4拍を16に感じるループの
ノリです。

つまり、1拍のbpm数ではなく
一区切り当たりの
感じさせ方が
心地よさやノリを決定します。

文章を読むときのノリも同じです。

長い文章なのに
軽快に読み進められる。

短い文章なのに
重たくなかなか進まない。

この違いは、
1文中の感じさせ方です。

もちろん

軽快に読ませたい。
ゆっくり読ませたい。

それぞれ目的に合った
文章がありますので
一概にどちらがいいとは
言えません。

目的次第です。

ですが、

書き手は
8ビートで書いているのか、
16ビートで書いているのか
を意識して書くことが重要です。

■なぜ重たい文章と
軽い文章があるのか?

文章の1拍は1文です。

その1文の組み合わせが
文章のビートとなります。

文章の重さは
修飾と語尾で決まります。

重たい文章は
修飾が多く、語尾があいまいで
「誰がどうした」
がわかりにくい文章。

読み手は意味を理解するため
記憶することと
考えることが多くなり
疲れます。

しかし、苦労して理解した分
「すごいこと知った」感が
増します。

一方、軽い文章は
修飾が少なく、語尾がハッキリ、
「誰がどうした」
がわかりやすい文章。

一度に理解する量が少なく
早く読めるので
読み手は楽ができます。

しかし、わかりやすい分、
すごいことが書かれていても
その価値が
伝わらないことがあります。

文章のビートは
連続した1文の組み合わせ。

強拍のアクセントで
押し付けるのストレスと

その後の
1拍の中の弱拍の開放感で
文章のビートは出来ています。

それが文章の重さ、
文章軽さの原因です。

■Aさん、ひき逃げ

例えば、
こんな事件があったとしましょう。

2020年8月21日午後12時15分、
国道66号線、転石町交差点で
Aさんは運転操作ミスのため
Bさんをひき逃げしました。

この事件の中心となるのは
「Aさんは、ひき逃げした」
です。

その他の部分は
その中心となる部分に対して
修飾となります。

この文章は
まんべんなく事件を知るための
要素が並べられています。

わかりやすいとはいえ、
それにしても、
この文章は長いです。

こんな
長い文章が何回も続くと
眠たくなります。

一文が長い文章は、
情報量が多く、
読み手に記憶の負担が増すからです。

ですから、
だんだん疲れて眠たくなります。

加えて、
情報にアクセントがなく
読み手に注目してほしいことが
不明です。

■長けりゃ、分けろ

長いのであれば、
分けてみましょう。

Aさん、ひき逃げ。

日時は●●。

場所は●●。

被害者はBさん。

原因は運転操作ミス。

分けたことで
わかりやすくなりました。

しかし、
読んでも乗ってきません。

その原因は、
分けすぎてしまい
文章のビートを
感じられないからです。

先ほどのラジオ体操の号令

「1、2、3、4、
2、2、3、4」

と同じです。

文章のビートを感じさせるには
1拍をどのように感じさせたいかが
重要です。

いい文章は一文一意と言われます。

一文一意とは、
丸までの一文で
ひとつの内容だけを
書くということ。

ただし、だからといって
正直に一文一意に書いてしまうと
文章のビートがつまらなくなります。

限りなく箇条文に近づき
文章の組み合わせによる
ビートが聴こえなくなるからです。

ビートを強調するためには
総論から各論を選択することで
アクセントをつけ、

読み手にストレスを掛ける必要が
あります。

新聞ニュースは総論です。

新聞ニュースなら
まんべんなく情報を伝えれば
いいでしょう。

しかし、
意見を述べる文章の場合、
事件の要素のどれかに
こだわらなくてはなりません。

まんべんという総論から
選択という各論です。

例えば、

●なぜこの場所で?
●なぜこの日時に?
●なぜAさんは?
●なぜBさんは?
●なぜ運転操作ミス?

もっといえば
●どうすれば
この事件は防げたのか?

もっと細かい部分でもいいのですが、
どこかを選択する。

そのうえで
あなたの意見を述べる。

そんな文章になるでしょう。

各論を選ぶのですから、
読み手にはプレッシャーが
かかります。

興味がなければ
どこかに行ってしまうし、
その選択に共有できるところがあれば
読んでもらえるでしょうが、

それでもあなたの選択を
押し付けるには違いありません。

読んでいる間は
興味がある分、
冷静ではなく
感情に波が起こります。

■文章のビートは、
ストレス&リラックス

読み手を乗せるには
文章のリズムでも意識すべきは
心拍数より少し高めのビートです。

文章のビートとは緩急で
ストレスとリラックスの
繰り返し。

文章のテーマを狭める。

短い文章を多くする。

長い文章を意図的に入れて
ストレスを掛ける。

長い文章の後、
断定的な短い文章を入れて
リラックスさせる。

言葉の質も
だんだん首を締め上げる
表現をしていきます。

そして、最後に
後味を残すオチで
終わる。

読み手の心拍数を操作したいなら
文章のビートを意識して
あなた自身が書いた文章を
読み直してみましょう。

でも、読み直して
ノリが悪いからと言って
地団駄を踏んではいけません。

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