シュッとした文章を書くにはどうすればいいですか?

あけましておめでとうございます。
浅葉です。

考えていた記事を
年明けに出そうと
思っていたのですが、
少し迷っているところがあります。

そのため変更して、
この前、問い合わせにあった
質問についてお話しします。

「文章を書くのに
時間がかかってしまいます」

答える私と
同じじゃないですか。


(以下、メールに書いたことを
ブログ向きに書き直しています)

■書くのに時間のかからない話題は
つまらない

書くのに時間がかからないような
話題は読んでもつまらないです。

ブログなどでは
読むのはタダと
いうこともあって、

書く側も読む側も
文章の価値をないがしろに
考えてしまいがちです。

そんなことからでしょうか。

「信号が青になったら渡れ」レベルの
文章をブログでよく見かけます。

しかし、

書く手は読み手より
高い意識を持ち
価値の売り手になることが
重要なのではないでしょうか?

例えば、時間という感想通貨を
払ってもらっていると思えば、

「信号が青になったら渡れ」なんて
程度の低い文章は書けません。

せめて、
「信号が青になってから渡ると
こんないいことがある」ぐらい、
一歩踏み込んだ内容が必要です。

というのも、
文章における価値とは
読み手の代わりに考えること。

だから、読み手からすると
自分が考えずに済むわけですので
読むに値するのです。

ですから、
価値の売り手という
視点で言えば、

どこかで書かれていることを
書き写しているだけなのであれば、

いくら文章を書くのが速くても
読み手から感想通貨を払っては
もらえません。

なぜなら、
読み手は文章を書く速さなど
読んでいないからです。

ただ速く書くことを
目的とするのではなく、

内容を考えたうえで
速くできるところを
速くしていきましょう。

■時間の質にこだわれ

文章を書くのに
時間がかかるのを
悩むことはありません。

しかし、かかる時間の質には
こだわる必要があります。

時間の質を高めるには
作業の順序を整理しましょう。

例えば、いきなり
書き出しを考えるとか、
していませんか?

やっとできたところで
まだ一行目。

しかも、
内容も方針もなしでしょう?

それは無駄に時間のかかる
質の低い時間の使い方です。

参考までに
現在作成中の私のブログ記事を
例に実況中継していきます。

もちろん、私の方法が質が高く
正解というわけでもありません。

取り入れるも取り入れないも
あなた次第です。

ですが、私も

「他の人は
どうやって書いているのかな?」

と興味がありました。

「人の振り見て我が振り直せ」
という言葉もあるぐらいですので、

あなたも同じ興味をもっているなら
一例として参考にしてください。

■考える量は逆三角形

まず考える量のイメージは
逆三角形。

書く前が一番考える作業が多く、
作業が進むにつれて
考える量が減っていきます。

考える量の8割がたは
書く前です。

では、
「どのぐらい考えればいいか?」
といえば、

文章を書く作業に入る時点で、

●結論となる着地点
●大まかな筋立て
●その中に書く話

が準備されている。

そして、

「よし、
これで2000字ぐらい
書けるかな」

と文章量の目安が
思い描けるぐらいにします。

この段階を細かくすればするほど
速く文章が書けるようになります。

逆に準備が足りないと
手が止まってしまったり、
戻り作業が多くなりますので、

何回か経験を積んで
準備量、
出来上がりの文章量、
作業時間の
ちょうどいいところを
見つけてください。

■構想マンションつくり

「書く前に考えるとは?」は
構想を作るということです。

構想をつくるのに、
マインドマップを
私は使います。

マインドマップとは
発想のための方法論です。

ここではマインドマップについて
詳しく説明できませんので、
知らない人向けに説明すると、

ポイントは
「キーワード(単語)」と
「拡げる」だと
思ってください。

キーワード(単語)から
連想するキーワード(単語)を
どんどん書き出していき、

出し切ったところで
そのキーワードの関連を
整理していきます。

整理とは、

●結論を決める
●グループ分け
●関係の系統建て
●取捨選択
●書く順番決め

を行うことです。

(取捨選択で捨てることにした
キーワード(単語)や事柄は
別のアイデアに使うこともできます)

その過程で
新しいことを思い付きますので、
また、それも取り入れて
何回か再整理をして
構想を固めていきます。

現在のブログ記事の構想は、

コピーライティング書籍を
読んだところ技術的すぎるので、

その前の段階である
「脳の反応の仕組み(=認知)」は
どうなっているのか?を序章として、

それを下敷きにして
コピーライティング書籍に書かれている個々の話題、
例えば、「3つのNOT」の話に
つなげていきたいと思っています。

その構想に基づいて
前回までの大まかな流れは
明確には分けていませんが
「イメージ」
「イメージがゴール」
「イメージの記憶」
「記憶の仕組み」
ときました。

次回は記憶から見た
「メリット」について
書く予定です。

ですから、
メリットをスタート地点において
どんどん思いついた単語を
書きだしていきます。

自分だけの考えでなく
インターネットで調べて
追加してもいいですし、

同じような意味の類語も
印象が違うと
後の発想が変わりますので
調べて追加するもいいでしょう。

ついになる単語、
反対側の概念の言葉、
単語の反対語も書きます。

この段階では
スタートキーワードの
「メリット」に
関係あるなしを判断せず、
ダブっても構いません。

例えば、
メリットー>得
と思いついたとしたら

「得」のあとは
メリット、かつ得なものを
連想するのではなく、

直前のキーワードだけから
得ー>得意
など発想していきます。

なぜなら、
「かつ」のand条件で
発想していくと、

アイデアが先細ってしまい、
拡がっていかないからです。

言い換えれば
発想を拡げるとは
他のアイデアとの組み合わせを
見つけることです。

ですから、
スタートの単語を
意識しないようにします。

とはいうものの
あまりに関係ないことを
書いていくと

「全然違うじゃん」

と心配になるかも知れません。

しかし、ご安心ください。

心配しなくても
後で整理の過程があります。

この一見、無駄に見える段階が
読者の代わりに考えることであり、

「信号が青になったら渡れ」レベルと
「あなたの文章」の
分かれ目となります。

多少、文章が下手でも
一番重要な読者の代わりに
考えた下地があれば、

読者はあなたを
他者とは違う
特別な存在として
認めざるを得ません。

速く書くことより
文章の価値のために
とても重要な過程です。

とにかく拡げていきましょう。

■キーワードを拡げる例

キーワードを拡げるイメージを
説明します。

まず、
「●メリット」をスタート単語に
始めていきます。

(以下、文章の関係上
発想した言葉を整理しています)

●メリット
●損
●得
●増える
●減る
●有利
●不利
●うれしい
●悲しい
●シャンプー
●得る
●失う
●物
●気持ち
●うらやましい
●はずれ
●快感
●不快
●希望
●失望
●好き
●嫌い
●反応
●無視
●好き
●嫌い
●近づく
●遠のく
●接近
●逃避
●物理
●感情
●脳新皮質
●脳脳幹
●マズロー
●脳3層
●生存
●危険
●取引
●所有

こういった感じで
思いついた単語から
次の連想を行い
どんどん拡げていきます。

拡げると表現をしていますが、
イメージしながら
関連する記憶を探していると
理解してください。

今回は「●所有」という
キーワードが出てきたところで
「これだ」と思いました。

そこから、
「メリットとは所有である」
を結論となる着地点に決めました。

決めたところで
すこしずれた言葉の
所有権、所有欲も思いつきました。

経済活動を見ると
売買取引の目的は
「自分のもの」にすることです。

所有欲という面からすれば、
「私だけ所有したい」という
気持ちでもあります。

そして次に、
その結論となる着地点が
決まったところで、

逆にさかのぼり
どんどん話を組み立てていきます。

■結論から話を組み立てる

「所有」というキーワードが
出てきたので

先ほどと同じように
キーワードを拡げ、
整理します。

それで、作ってある
「メリット」のキーワード表と
並べて、組み合わせます。

組み合わせるとは、

「もし●●だったら●●」
「だから、●●」
「ということは、●●」
「●●なのに、●●」
「そもそも●●」

など意味の深さを変える
つながりの言葉を使って
今している見方を
強制的に変えること。

二つの表を見ながら
自由に妄想していきます。

例えば、

所有って、何かを買って
「私のもの」として、
自分の部屋に置いたりすること。

しかし、所有って、
物に限定されるのだろうか?

土地の所有権は
ただの書類だし、
吉野家の「早い、安い、うまい」も
牛丼そのものではない。

所有とはお互いの決め事で、
幻想なのだろうか?

決め事?
それこそ物ではない。

所有に実態はない。

ということは、
所有とはイメージの中の
所有なのだろうか?

例えば、
想像するとき、
時空を超えるのだとしたら、

金、
時間、
過去、
未来、

言ってみれば
思い出、記憶をも所有している
ということだ。

所有は安全の記憶で
一番新しい脳側から
3層を貫く概念である。

イメージは
脳幹の生命の危険を
感じるところまでに影響する。

なんて考えていると、
「メリットとは所有である」
の理由を組み立てることが
できます。

■さらに構想つくり

妄想段階で
「大体こういう感じで行こう」
と思ったら、
仮小見出しを並べましょう。

その時、仮小見出しのところに
その中で書きたい
キーワードを入れておくと
楽になります。

以下は、キーワードから
簡単な文章を起こした例です。

—————————-
1.(仮小見出し)
●人間は生命の危険に敏感である。
●脳は三層に分かれている。
●一番古い脳幹は
生命の危険に反射的に反応する。

—————————-
2.(仮小見出し)
●生命の危険を察知するために
記憶がある。
●安全確保のための記憶が必要。
●安全確保には
現状の安全確保、
そして、将来の安全確保がある。
●メリットとは
将来の安全確保イメージの所有である。

—————————-
3.(仮小見出し)
●マズロー欲求5段解説も
脳の三層に対応している。
●自己実現段階の
生命の危機とは
所有しているものがなくなる
奪われるイメージに不安を感じる。
●反対に自己実現段階に欲する
所有とは、実現するための記憶であり
イメージである。
●メリットとは、
実現するための記憶にあたる。

—————————-
4.結論(仮小見出し)
●だから、
「メリットとは所有である」

—————————-

こんな感じで話の流れはできました。

書いている時点で
考えが変わったら
それはそれで変えればいいので
一応仮のメモレベルで
作っておきます。

新年号なので
5000~6000字程度の
ブログ記事にしたいのですが、

これだけで2000~3000字ぐらいの
文章になる見込みです。

後、次に紹介する
エピソード部分が
2000~3000字ぐらいです。

■構想が出来たところで
エピソードを考える

仮構想が出来たところで
それに入れるための
エピソードを考えます。

エピソードの目的は4つあります。

●個人ブログですので
私個人を覚えてもらうこと

個人ブログではこれが最重要。
(会社の場合は違います)

コンテンツマーケティングだから
と言って、
悩みごとの答えを一番にしては、
他の個人ブログと同じに扱われます。

書き手と答えを一組として
覚えさせる工夫をします。

●まずイメージさせて
読者に話の中に引き入れるため。

ストーリーを入れると
読者の深層心理に入ることができます。
いきなり理屈を言うと
心理的に書き手を拒否され、
すぐに忘れられてしまいます。

●読者を選別するため

「変なエピソード書きやがって。
答え書いてねえじゃねえか」

と思う読者は、

書き手のことを
「誰でもいい」
と思っているので
質の低い読者です。

あなたの貴重な人生経験を
書いているのに、
人間としてあなたに興味を持たず
答えだけを奪い取ろうとしている。

こんな読者はどうでもいいので
選別するために
踏み絵としてエピソードを
使います。

●のちの話の展開の布石のため

もちろん
エピソードだから
何でもいいわけではなく、

布石としての機能もありますので、
後の話に関係のあることを
書く必要があります。

読み手が読んだ後に
「だから、この話をしたんだ」
と驚かせるのもいいし、

文章の最後のオチで
最初のエピソードの話を
引っ張り出して書くと、

エッセイ、落語的になって
読後感に味が出ます。

だからこそ、
構想の目途が立ってから
つながるエピソードを考えます。

また、最初に
エピソード導入があることで
読む抵抗を少なくする
効果もあります。

エピソードは
出来ればあなたが
体験した話がいいのですが、

毎日そんな面白いことも
起こりませんので
テレビ、ラジオで見聞きしたこと、
書籍から読んだことなどから
書いてもいいです。

今回の場合、
私の「婚前旅行」の話を
入れるつもりです。

というのも、
読者を50代男性既婚と
考えていまので、

おそらく奥さんと
経験があることでしょう。

想定読者に近い話を
エピソードにすることも
重要です。

■小見出し、題名を考える

ここまでできたところで
小見出し、(全体の)題名を
考えます。

特に読ませたいところは
雑誌の記事のタイトルなどを
参考にして目立つようにします。

■出だしを作る

最後に出だしを作ります。

短い文章で5行ぐらい
軽く読めるようにします。

この時点で
文章はほとんどできていますので
思ったほど書くことは
悩まないはずです。

例えば、早く文章を書く方法が
書いてあるなら、

例:
「速く書きたい」
と思っていませんか?

など、
「思ってる、思ってる」
と読み手が
うなずくようなことから
入っていきます。

■全体を読んで調整

後は、全体を読んで
文章を整えたり、
足りないところがないか
確認します。

印刷すると
確認しやすくなります。

(最近、印刷して確認するのは
していません)

■文章を書くのに
時間がかかるのは
誰のせい?

「文章を書くのに
時間がかかってしまいます」

その原因はあなたの準備不足です。

●準備の順序
●内容の構想

これが足りないので
キーボードで書く作業が
止まってしまい、
思った以上に時間が
かかっているのです。

ですから、逆に言えば

●準備の順序
●内容の構想

が出来ていれば
ドンドン作業が進みます。

と私自身に言いたいです。

「シュッとした文章を書くにはどうすればいいですか?」への8件のフィードバック

  1. 浅葉さん、こんにちは!
    今回も勉強になります!
    三角形の構想。
    シュッとした文章書けるようになりたいので、
    書く前の準備と構想をちゃんと練りたいと思います!

    1. コメントありがとうございます。
      浅葉です。

      書くことが決まっていれば
      あとは力作業になりますので
      シャシャッと終わると思います。

  2. やっぱりしっかりとした順序と準備が大事ですよね!
    感想通貨の考え方。
    全く考えもしなかった、発想でとても勉強になりました。ありがとうございます。
    応援クリック、させていただきました!

    1. コメントありがとうございます。
      浅葉です。

      書き手と読み手の間には
      お金という形でなくても
      何かのやりとりがあると考えています。

      感謝だと最高ですね。

  3. こんにちは朝葉さん
    小野です

    いままで、朝葉さんみたいな方に出会ったことがない!
    というくらいライティングのことを勉強しているんだなと感じました。

    考える量の逆三角形のはなしでは、
    細かく分けること、これがストンと落ちてきて
    わかりやすかったです。

    わたしも、朝葉さんをみならい
    少しずつ学んでみます。

    ps
    応援ボタン完了です!
    また読みにきます

    小野

    1. ありがとうございます。
      浅葉です。

      先に考えること(=やることを決める)は
      面倒でやりたくないので
      いきなり書こうとしてしまいますが
      ところがどっこいですね。

  4. 浅葉さん、こんばんは。香恋です。
    ブログ訪問ありがとうございました。

    >どこかで書かれていることを
    >書き写しているだけなのであれば、

    >いくら文章を書くのが速くても
    >読み手から感想通貨を払っては
    >もらえません。

    はっとさせられました。
    文章を書くときは、常に意識しなければですね。

    キーワードの拡げ方も大変勉強になりました。
    メリットから所有に行きつくとは!

    応援クリックしました^^

    1. ありがとうございます。
      浅葉です。

      言われて、
      私も忘れていたことに気づきました。

      多少強引なところもあったほうが
      読み手の印象に残りますね。
      (これは別のネタに使います)

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