文章に流れる3つの川で文章整理~捨てる使えるもの

■部屋はダメでも文章整理なら

文章とは
書き手の部屋を見せるようなもの。

私の部屋はグシャグシャです。

妻がお客さんを
連れてきたとき、

「料理もイイころだよー」

と言える部屋なら
いいのですが、

「ちょっと、入れる前に、
ちょっと、待て」

と大慌てになります。

あなたの部屋はどうですか?

そこで、部屋はダメでも
(そうでしょう?)
文章だけでも
整理しようというわけです。

その秘密は、
文章の中に流れる3つの川。

たったそれを知るだけで
ダイソンで掃除した
スッキリ文章
にすることが出来ます。

■「捨てる」から「手放す」

「使えるものも手放していい、
と知ったんです」
ESSE(2019年12月号)より引用。

これは断捨離を特集した雑誌に
書かれていました。

断捨離とは、
身の回り整理法。

モノの収納に
重きを置くのではなく、

自分とモノとの関りに注目して
何を捨てるのか?
を重視します。

今の商品は
どれも1年保証が当たり前。

電器屋に行くと
3年やら5年やらの保証が
付くときもあります。

それだけの保証が
付けられるのは、
その間は壊れないほどに
つくってあるからです。

ですから、ボロボロになったから
捨てるなんて、
ほとんどありません。

そう考えると、確かに

捨てるのは使えるもの。

だから、そもそも
不用品なんてないのです。

使おうと思えば
使えるのですから。

とはいえ
なんでもかんでも
突っ込んであるのは、
なんとかしたい。

だけど、
使えるのに捨てるのは
忍びない。

使えるものをめぐって
生かすのか殺すのか
迷いに迷います。

■壺の中の木の実

こんな昔話があります。

ある日、
少年が壺を見つけました。

覗いて見ると
中には木の実があります。

「これは、おいしそうだ」

探るようにして
壺の底まで
手を差し入れ、

底からかき上げるように
木の実を目いっぱい握り
取り出そうとしました。

ところが、
壺から手を引き出そうとしても
入り口につっかえて
取り出すことが出来ません。

「手が抜けないよー」

手を壺の中に戻し
角度を変えて
引き出そうとしても同じです。

壺から手を
取り出すことができません。

そんなことをしばらく
繰り返していると
老人が通りかかりました。

「どうしたのじゃ?
手が抜けなくなったのか?」

少年は目に涙を浮かべ
老人に訴えます。

「木の実を取ろうとしたら
手が抜けなくなったのです」

「それは大変じゃ。
ちょっと待て。
ワシが見てやろう」

老人は壺の穴の隙間から
中の様子を見ました。

すると、老人は大笑い。

手が抜けなくて
苦労しているのに
それを笑われた悔しさで
少年は怒って言います。

「何がおかしいのですか?」

老人は笑いが収まったところで
静かに言いました。

「木の実を半分にすれば、
手は抜けるよ」

本来、
この話で言いたかったのは、

執着することの愚かさ、

あるいは、
別の方法も模索しよう、

でしょう。

何事においても
執着するのは愚かです。

ですが、その一方、

この少年の行動(執着)も
認めてもいいのではないか?

と思うのです。

ただやさしいだけで
何も趣味がなく、
好きなこともなく、

毎日、同じ時間に家を出て、
会社に行き、
同じ時間に家に帰ってくる、

生きていればいいタイプ。

おそらく、家でも会社でも
人間関係良好で
いい人の評価なのでしょう。

でも、そんな人物、
魅力があるかと言えば
私は感じないです。

「なんでそんなことするんだろう?」

とわからないところがあるほうが
面白い。

犯罪行為は問題ですが、
それに至らないところで
いくらでも不可解なことは
起こります。

あなたや私も例外ではありません。

他人から見れば、
「なんで?」
と思われることばかりを
しているのです。

というのも
自分だけしかわからないエゴが
あるからです。

文章には読み手がいるのだから
書き手のエゴは悪だ。

が大半の意見です。

そのため、不要なモノとして
エゴを隠そう、削除して
捨てようとします。

だけれど、誰にも
他のことより優先する
自分のエゴが歴然としてあるのは、
確かです。

それどころか、
あなた特有のエゴが、
あなたを形作っているのです。

言い換えれば、
他の人とは違う
執着があるからこそ、

あなたの文章は
読まれる価値がある
といえます。

実際、少年の話も
身につまされて
面白いでしょう?

そこで、必要不要の基準から、
エゴの存在を認め
エゴを分類して手放していく方法で
文章を整理していきましょう。

文章の整理方法を
収納から
断捨離に考え方を変えるのです。

それには、
文章に流れる3つの河の存在を
知ることが必要です。

■エゴがあることを認める

「自分にはエゴがある」

を出発点として
文章を読み直してみる。

すると、
文章には3つの河が
流れていることに
気づきます。

1.読者に伝えたい情報
2.どうしても手放したくないエゴ
3.たとえ話

この3つの河です。

●1.読者に伝えたい情報

1.読者に伝えたい情報は、
一番読み手寄りの
ノウハウと言われるところです。

シャツの黄ばみを取る方法
どうやったらVlogは成功するのか?
いい夫婦が続く3つの法則

のような問題解決方法を指します。

内容は
問題解決方法を説明するため

問題
原因
解決方法

を順番に伝えていきます。

大きく言えば、
この「読者のため」自体も
エゴであるのですが、

読んだ人の役に立つところなので、
エゴ比率が少ないです。

ちなみに、ノウハウ文章以外の
エッセイなどでは
ほとんどこの部分がありません。

あっても、
ちょっとした雑学あつかいです。

エッセイは著者の
意見を述べることに
重きを置いているからです。

●2.どうしても手放したくないエゴ

あなたは、あなたが
「興味を持っていること」、
「面白い」と思ったことを

話したい衝動にかられ
奥さんに話したことは
ありませんか?

そして、話した結果、
相手からの反応がイマイチで
ガッカリした経験は?

ありますよね。

あるでしょう?

その時、
「話し方が悪かったから
伝わらなかったのかなー」
と思いがち。

実は違います。

あなただけに
面白さがわかること
だったから、

奥さんの反応は
「ふーん」
だったのです。

例えば、この文章の冒頭で
私にしかわからないことを
書きました。

「料理もイイころだよー」
のくだりです。

これはテレビで見た
IHシステムキッチンの
コマーシャルの一場面です。

その中での
国際結婚夫婦(旦那が外国人)の
やり取りのセリフを使いました。

コマーシャルなので
あなたの地域では
放映されていないかもしれません。

見ているとしても
「あのコマーシャルのことか」
ぐらいで、

私の感じた面白さを
伝えようともしていないし、
伝わっていないはずです。

それを冒頭に入れたのは
私のエゴからです。

読み手がわかろうが
わかるまいと構わない。

とにかく
私が面白いと思ったので
書きたい衝動で
冒頭に入れました。

しかし、重要なのは
「私のエゴで入れた」と
私が意識しているところです。

「自分にしかわからない」
でも「書きたい」は、
エゴの中のエゴです。

私も時々ありますが、

そのエゴを書きたいが故
ブログ記事を作る時もあります。

それほど、
他人にはショーもないのに
手放したくないことがあります。

ですが、重要なのは
「これは自分にしかわからない」
を文章に流れる河として
意識することです。

これが第2のエゴ河です。

●3.たとえ話

「たとえ話」は
1.読者に伝えたい情報
2.どうしても手放したくないエゴ
のハイブリットと言えるでしょう。

表向きは説明をわかりやすく
読み手にイメージしてもらうために
必要で挿入している。

それに、たとえ話は、
読み手からしても
息抜きになりうれしいことなので
合理性があります。

その一方、
なぜ、そのたとえ話をしたのか
と言えば、

書き手がその話を入れることを
面白がっているからです。

たとえば、この文章の途中に
壺から手が抜けなくなった
少年の話を
たとえ話として入れました。

極端に言えば
入れなくてもよかったし、
別の話でもよかった。

読み手は少年の話を読んで
「つかんだものを
諦めるのは難しいことの例えだな」
と思います。

つまり、
1.読者に伝えたい情報
が本筋であると
読み手は思います。

しかし、私はというと
この話を入れたかったから
この部分を作りました。

変な話ですが、
どういう事情で書かれているのかは
書き手のみぞ知るで、

読み手は印象操作されている
のかもしれません。

このたとえ話が第3の河です。

では、

1.読者に伝えたい情報
2.どうしても手放したくないエゴ
3.たとえ話

の3つの河川をどうすれば
文章整理できるのでしょうか?

■あなたはエゴを手放せますか?

1.読者に伝えたい情報
2.どうしても手放したくないエゴ
3.たとえ話

の3つの河川は
そのままにしておくと
決壊して、大洪水になります。

だから、どの河も
緊急放流ができる。

そのスイッチを
書き手は持っている。

つまり、手放すことができると
一回真っ白になってみましょう。

それを念頭に置いたうえで

3つの河を
流れの強い順に並べると

2.どうしても手放したくないエゴ
3.たとえ話
1.読者に伝えたい情報

になります。

おそらくあなたは
書きたい欲望があるから
文章を書いています。

1.読者に伝えたい情報
なんて、料理ののっているお皿で、

好きなことを好きなように
書くこと自体に快感を
感じているはずです。

書道だったら
書いている内容なんて
何でもよくて

字を書きたいから
書いているのと同じです。

でないとするなら、
youtubeで動画を上げてもいいし
ブログを作ってもいいわけです。

そこで、3つの河を意識して
わけた理由が
ここから重要になります。

もし、
2.どうしても手放したくないエゴ
の河を手放すことが出来れば、

読み手よりの文章に整理することが
できます。

例えば、
Webライターの仕事をするなら
依頼者のために書いているので

2.どうしても手放したくないエゴ
の河が文章に流れていては
あなたの存在が見えすぎてしまいます。

とはいうものの
3.たとえ話
にもあなたの存在がありますが、

エゴそのものよりは
濃度が薄くなります。

ところが、
あなたをアピールするための
ブログやメールマガジン、
あるいはSNSの投稿などでは

2.どうしても手放したくないエゴ
の河が
他の河より重要です。

あなたの執着が
あなたを表現しているからです。

文章の整理というと
とかく
1.読者に伝えたい情報
を軸にして考えます。

しかし、1.読者に伝えたい情報
なんてお皿に過ぎません。

それでは
握った執着を
手放す発想にならないのです。

だから、
2.どうしても手放したくないエゴ
の河を調整することで
整理する必要があります。

目的によって
あなたの存在の重さが
必要になったり
邪魔になったりします。

文章はエゴで書かれているからです。

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