●友達に勝ち、そして、人に影響を与える方法(S主語+V動詞)~英語から学ぶ日本語(2/7)



■友達に勝ち、
そして、人を操作する方法


「友達に勝ち、
そして、人を操作する方法」
 
 
さて、
これは有名な人心掌握術の本の原題です。
その本とは何か?、
あなたは、わかりますか?
 
 
それは、
デールカーネギー「人を動かす」です。
 
 
英語タイトルは
“How to Win Friends and Influence People”
です。
 
 
それを直訳したものです。
 
 
Influenceは、
「影響を与える」の意味ですが
本の内容を読むと、
「(自発的に)意のままにする」の意味です。
 
 
買う方としては、
タイトルに
内容そのままが書いてあるので
わかりやすいです。
 
 
コピーライティング専門用語の
ベネフィット
(得られるメリット)が
バッチリわかります。
 
 
それにしても
原題はエゲツないですね。
 
 
邦題はコピーライターが付けたのでしょうか?
 
 
さすがにそのままは
出版担当者も抵抗があったのでしょう。
 
 
これは、邦題タイトルが成功した例です。
 
 
「人を動かす」なら
ビジネスで軍隊を
「指揮する」人のイメージです。
 
 
原題では2つのことが、
「and」で繋がれています。
 
 
「how to win friends」と
(友達に勝つ方法)
「how to Influence People」です。
(人を操作する方法)
 
 
不思議なのが
題名になっている
「how to win friends」の事は
書かれていません。
 
 
全部が
「how to Influence People」
(人を操作する方法)
です。
 
 
無理に考えれば
「人を操作することで、友達に勝つ」
なのですが、
 
 
原題も「洗脳」を連想させる
「how to Influence People」
(人を操作する方法)
「人を操作すること」の印象を
 
 
「how to win friends」で
(友達に勝つ方法)
薄めているのかもしれません。
 
 
カーネギーさんは、
そんなエゲツない本の中で
どうやって「人を操作すること」が
出来ると言っているか?
 
 
「あなた」は、わかりますか?
 
 
 
 

■「あなた」が、
一番興味があるのは
「誰」ですか?

 
 
この「人を動かす」方法の
背景となる考え方は
「人間は、自分の事が一番重要である」です。
 
 
そのため、
それをベースとした
対人関係においての欲望は、
 
 
私を、他の人と「区別」してほしい、
私を、「個人」として認めてほしい、
です。
 
 
そのことから、
私個人に、興味を持ってほしい、
私個人を、認めてほしい、
そのような願望があるというのです。
 
 
それで、まず最初に
カーネギーさんが、
やってみろというのが
「名前を覚えること。」です。
 
 
本に書かれているエピソードで
 
 
使用人の一人ひとりの名前を覚え、
その名前で話しかけることで
その使用人たちと関係が良くなったことが
紹介されています。
 
 
それは、
個人として尊重されたと
その使用人は、感じたからです。
 
 
例えば、
あなたの名前が「岡村元紀」だとします。
私の名前は「浅葉博志」です。
 
 
「岡村元紀」さんとは
コピーライティング教材
「新・魔法のコピーライティング」の
私の先生です。
 
 
(私の先生とは、
こちらが勝手に思っているだけです。)
 
 
ある朝、配達された新聞の一面に
全く同じ大きさの
3つの記事が載っています。
 
 
その見出しは、
「岡村元紀は、走った!」
「浅葉博志は、走った!」
「日本人は、走った!」
 
 
あなたは、どの記事から読み始めますか?
 
 
あなたは、
「岡村元紀は、走った!」ですか?
 
 
私と違いますね。
 
 
私は、
「浅葉博志は、走った!」から読みます。
 
 
そのように、
いいことが書いてあるにしろ、
悪いことが書いてあるにしろ、
 
 
最大の興味である「あなた」の事が
書いてあると気になります。
 
 
つまり、
言葉において一番の関心事は
「誰か?」ということです。
 
 
もし、「誰か?」の区別がつかなければ
あなたの事なのか?、
私の事なのか?わかりません。
 
 
確かに、
カーネギーさんの本では、
「誰か?」の区別の重要性について
再認識させられます。
 
 
しかし、そのはるか前に
英語の基本5文型で
「誰か?」の区別の重要性について
語られています。
 
 
 
 

■第一文型
「(誰)が、(何)した」
S主語(who)+V動詞(what)

 
 
何十年かぶりに
英語の基本5文型を見たら
驚きました。
 
 
というのも、
 
 
人間の興味、重要度順に
物事を分ける基準が
書かれていたからです。
 
 
その一番目は、
「(誰)が、(何)した」です。
S(主語)+V(動詞)です。
 
 
まず、最初の分類基準は、
主語である「誰」です。
 
 
そして、
そのひとが「何」をした、
それが2番目の分類基準です。
 
 
ここで、
英語の基本5文型とは違う
ヒントとなることも
合わせてお話しします。
 
 
新聞などの
伝える文章において
基本要素とされる
5W1Hです。
 
 
5W1Hが満たされていると
ニュースを正しく伝えることができます。
 
 
5W1Hとは、
 
 
Who(誰が)
What(何を)
When(いつ)
Where(どこで)
Why(なぜ)
How(どのように)
 
 
whyだけが特別で
新聞記事などの場合、
記事を書いた人の推測もあります。
 
 
この中で使われているのは
Who(誰が)
What(何を)
です。
 
 
この例にもある通り、
Who(誰が)What(何を)
を限定しなければ、
最低限、文章として成立しません。
 
 
ところが、日本語は
何かしら変に用法は細かいのに
主語の省略が多く、
Who(誰が)が不明確な場合が多いです。
 
 
そのような言葉のため
日本語の文章としては
主語がない方が
自然な場合もあります。
 
 
しかし、
コピーライティングにおいては、
「誰が」について
常に意識して文章を書くことが重要です。
 
 
そして、コピーライティングにおいての
「誰が」とは、
顧客である「あなた」です。
 
 
 
 

■友達に勝ち、
そして、「あなた」を操作する方法

 
 
コピーライティングにおいて
重要とされることに
 
 
書き手である「私」と
読み手である「あなた」を
1対1として想定すること。
 
 
があげられます。
 
 
コピーを通じて会話することです。
悪くて、個人宛の手紙です。
 
 
例えば、
 
 
落ち着いた喫茶店で
低い音でクラシックのBGMが流れています。
注文を取りに来た店員も
落ち着いていて感じがいいです。
 
 
そこで、
リラックスした雰囲気で
距離にして、1mぐらいでしょうか?。
机を挟んで話しています。
 
 
「岡村さん、
この前の長時間のセミナー
すごかったみたいですね。
 
 
途中で寝てしまうかもしれませんが、
お金が出来たら参加したいです。」
 
 
「よかったら今度来てください。
浅葉さんなら無料でいいですよ。
 
 
ところで、この前まで
「新・魔法のコピーライティング」とかいう
広告文の書き方の教材、
一生懸命やってたでしょ。
 
 
あれ、やってみたいんだけど
なにがいいの?」
 
 
「えー、あれはですね。
やってみて、よかったのは、、、。」
 
 
もし、
あなたの名前を呼びかけ、
あなたの存在を認める
コピーがあったとしたら、
 
 
その「コピー」に
あなたは、親しみや友情を感じませんか?
 
 
そして、あなたは素直に反応しやすくありませんか?
 
 
コピー文章では、
顧客像を持って書きますが、
顧客の名前までは特定できません。
 
 
そのため、読む人に呼び掛けるときには、
「あなた」といいます。
 
 
文章を書く側としては
「あなた」という言葉使いに
違和感を感じますが、
 
 
自分への呼びかけである
「あなた」に
読む側としては
意外に違和感がありません。
 
 
コピー文章の中では
読み手へのパーソナル感のため
常に「あなた」を使います。
 
 
日本語特有の主語を省く文章の場合も
書き手は「あなた」を主語にしていると
意識して書きましょう。
 
 
そのことで、
まず人間として
対話の土俵に上がることができます。
 
 
これは、エゲツない方法ではありません。
 
 
言葉に基づいた人間関係の基本であり、
そして、
あなたに「影響」を与える方法なのです。
 
 
 
 
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「●友達に勝ち、そして、人に影響を与える方法(S主語+V動詞)~英語から学ぶ日本語(2/7)」への6件のフィードバック

  1. こんにちは浅葉です。

    まりあさんは
    そういう文章が書けますよね。
    いつも参考になります。

    いつも応援ありがとうございます。

    1. こんにちは浅葉です。

      いろいろなことが
      調べていると出てきますね。
      先人もいろいろ考えて悩んでいるんですね。

      いつも応援ありがとうございます。

  2. “To win friends….”の良い訳がないか探していました。
    「勝つ」という意味の動詞winの目的語になるのは、gameやprizeなどであって、勝つ相手が目的語にはこないと思います。ですから「友達に勝つ」という意味ではないと思っていました。ここでのwinは「勝ち取る」とか「得る」とかいう意味で、friendsを「同志」「支持者」というふうにとると、win friendsが書の内容と合致すると思いました。
    間違っているかもしれませんが、そのような見方もあると思い、コメントを残します。

    1. こんにちは浅葉です。

      なるほど、それだと意味が通じますね。
      ご指摘ありがとうございます。
      (英語力のボロが出ました。)

      文章の趣旨は、

      ●「主語」を意識することが重要。
      ●「主語」>「動詞」の順番に
      意識すると文章がハッキリする。

      ということですので、
      ご指摘ありましたが、
      このまま、この記事の内容は修正しません。

      いつも応援ありがとうございます。

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