子供でもわかる文章ではなく、大人でもわかる文章を書こう


 
 
コピーライティングの鉄則で
「コピーは子供でもわかる文章を書け!」
というのがあります。
 
 
わかりやすい文章を書いていますか?

 
 
書き手はすでに書きたいことを知っているので
読み手の立場になるのが難しいですよね。
 
 
今回はまず
以下の文章を読んでみてください。
 
 
「17世紀の初めから18世紀の初めまで、
つまり江戸時代がはじまってから元禄時代までの
約1世紀は、農業の進歩を土台として、
手工業や商業も急速に発達した時代でした。
年貢米をはじめ、さまざまな品物が商品として取引され、
貨幣経済が発達し、都市が発達していくなかで、
町人が力をつけて活躍するようになりました。」
 
 
次にこの文章を読んでみてください。
 
 
「ユーロ圏経済が低迷している。
4~6月期に経済成長は止まり、
域内銀行による企業向けの貸し出しは減り続けている。
銀行の貸し渋りがさらに経済を冷え込ませ、
物価が持続的に下落するデフレに陥りかねないとの
懸念が金融市場に出ている。」
 
 
どうでした?何か違いがありましたか?
 
 
「最初は歴史の話で、後は経済の話だな。」
 
 
そうですね。
しかし、実は他に違いがあります。
 
 
それは、引用先です。
 
 
最初の歴史の文章は、
文英社「くわしい社会小学6年」からの引用です。
(教科書の参考書なので、
教科書よりもやさしい文章です。)
 
 
後の経済の文章は、
日経新聞(2014/10/28)「社説」からの引用です。
 
 
文末が「ですます調」「である調」の違いが
ありますが、文章難易度レベルは同程度です。
 
 
こんな比較をしたのは、
 
 
コピーライティングの鉄則で
「コピーは子供でもわかる文章を書け!」
 
 
ということからでした。
 
 
それを知った私は
「わかりやすく書くことが重要なんだな」と
理解しました。
 
 
しかし、そのわかりやすくはいいのですが、
 
 
そもそも子供って、
どんな文章なら理解できるのか?
子供レベルがよくわかりませんでした。
 
 
そのことから、逆に
「子供の読んでいる本を見れば、
わかりやすい書き方がわかるじゃないか!」と
思いついたのです。
 
 
その思い付きにうれしくなり、
急いで本屋に小学生の本を見に行きました。
 
 
母親と一緒に来ていて、
思っていた参考書がなくて
ごねているうるさい子供の横で
小学6年生全教科の参考書をパラパラ読みました。
 
 
驚いたことに、文章難易度は
どの教科も新聞の記事レベルか
それ以上で難しかったです。
 
 
特に、国語は難しかったです。
 
 
立ち読みでは
問題文も読んでもわからなかったし、
問題も解けなかったです。
 
 
新聞というと、昔は小さな文字で読みにくかったです。
 
 
それが今では、読む人に合わせて文字が大きくなり
文章もそれこそ「子供がわかる程度」になっています。
 
 
「ああそうなの。じゃあ新聞参考にすればいいのね。」
 
 
話の流れからするとそうなるのですが、
「子供がわかる程度」の新聞記事よりも
さらに、やさしく書く必要があります。
 
 
新聞で言えば、一面のコラムレベルです。
 
 
それは、どういうことか?というと。
 
 
小学生は勉強のために文章を読んでいて「現役」です。
 
 
そのため少々難しい文章も読むことが出来ます。
 
 
しかし、顧客となる大人は
本なんか読まないし、文章を読み慣れていません。
いわば、小学生に対しての「文章OB」です。
 
 
「昔やったよなー」ぐらいのレベルです。
だから新聞も読者のレベルに合わせて
文章を変えているのです。
 
 
国語というとわかりにくいので、
数学の事を思い出してほしいのですが、
 
 
あなたが学生のときは苦手と言っても、
ある程度わかった事が、
今、全くわからなくなっていませんか?
 
 
それこそ小学生の問題ができないことに
愕然とするでしょう。
 
 
同じことが数学だけでなく
全教科にわたって起こっているのです。
 
 
もちろん国語もです。
 
 
「子供でもわかる文章」というと
子供の方が下だという認識に立っています。
 
 
実際は、「読むこと自体が勉強」の
勉強なれしている小学生の方が
高度な文章を読んでいます。
 
 
むしろ、「文章OB」である大人の方が
読みやすい、ゆるい本ばかりを読んでいるため
能力が低いのです。
 
 
顧客となる大人の
読解力レベルは小学生以下です。
 
 
それを意識して
楽に読み取れる文章を書きましょう。
 
 
楽にわかりやすい文章とは
誤解の少ない文章です。
 
 
それは、読んでいる人が
意味に迷わないことです。
 
 
そのためには
「一文にはひとつの事だけ」を書くようにします。
それを階段を上るように並べていきます。
 
 
イメージとしては、
短文が中心で、
単調さを避けるため
ところどころ長文が入る文章です。
 
 
コピーは
「本を読み慣れていない大人でもわかる文章」を
書きましょう。
 
 
そうしないと
大人の読解力レベルは小学生以下なので
あなたの文章は読まれません。
 
 
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「子供でもわかる文章ではなく、大人でもわかる文章を書こう」への10件のフィードバック

    1. こんにちは、るびさん
      浅葉です。

      >久しぶりに面白い文章を読むことが出来ました。

      ありがとうございます。

      読み手は「読む気、全くなし」なので
      わかりやすさを感じる事が重要ですね。

  1. どうも、さっとです。

    私のブログに訪問いただきありがとうございます。

    小学生の教科書などは読解力を養うために
    あえて若干読みにくく書かれていますね。

    理解するまで何度も読ませる工夫だそうです。

    面白い着眼点の話だと思いました。

    応援しておきますね。

    1. こんにちは、さっとさん。
      浅葉です。

      >面白い着眼点の話だと思いました。

      ありがとうございます。
      小学生もつらいですね。

  2. こんにちは。ユウキです。

    ブログへのコメントありがとうございました。

    失礼な事かもしれませんがこのような着眼点の記事は
    あまり読むことがなかったのでとても参考になりました。

    読めば読むほど引き込まれた感じがしました。

    コピーの勉強させて頂きます。
    よろしければ今後ともよろしくお願いします。
    応援して行きますね。

    1. こんにちは、ユウキさん
      浅葉です。

      >読めば読むほど引き込まれた感じがしました。

      ありがとうございます。
      うれしいです。
      光栄というしかありません。

    1. こんにちは、早乙女さん
      浅葉です。

      ありがとうございます。

      コピーライティング勉強すると
      文章の不思議がわかって
      面白いですよね。

    1. こんにちは、片岡さん
      浅葉です。

      ありがとうございます。

      「わかりやすい文章とは?」は
      私もよくわからないです。

      全員にわかる文章は絶対書けないのですが、

      それでも、書き手は
      「わかりやすい文章書くぞ!」という
      意識だけでも重要なのだと思います。

      一緒に勉強したいです。

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