孫正義さんの上ブレ言葉の選び方

今回は孫正義さん
(ソフトバンクグループ代表)の
希望ある上振れを感じさせる言葉を
選ぶ力についてお話しします。
 
 
この前、ソフトバンクは
日本のプロバスケットリーグ(B.LEAGUE)の
スポンサーになりました。
 
 
その時のテレビ取材での
孫正義さんから見た
日本バスケット界の現状の伝え方が
興味深いものでした。
 
 
「世界レベルから見ると
『まだ十分ではない』」
(うろ覚えなので正確ではありません)
 
 
この「まだ十分ではない」の言葉選びに
驚きました。
 
 
もしあなたなら劣っていることを
どのような言葉で表現しますか?

 
 
それはこんな言葉ではないでしょうか?
(私も同じです。)
 
 
「劣っている」
「よくない」
「悪い」
「負けている」
 
 
この言葉が悪いと
いっているわけではありません。
 
 
そのままを表していますし、
むしろ、正確でハッキリしていて
わかりやすいぐらいです。
 
 
しかし、その反面
意味のブレがなく
その時だけのことを表す
薄い細い言葉なのです。
 
 
孫さんの会見、インタビュー、
プレゼンを時々見ることがあるのですが、
言葉選びが「すごいなー」と感じます。
 
 
言葉に上振れ感があるからです。
 
 
つまり、これからの可能性や希望を
イメージさせる言葉を選びます。
 
 
「まだ十分ではない」
 
 
確かにこの言葉使いはあいまいで
わかりづらいです。
 
 
ですが、「これから」をイメージさせます。
 
 
先には
「十分」という世界水準地点があり、
その上の「超越」地点が次にあることです。
 
 
孫さんは
人を説得するのがうまいといいます。
 
 
「その通りだろうな」と思うのは
上振れ感のある厚みのある言葉選びを
するからです。
 
 
あの偏屈なスティーブジョブズを
説得してiPhoneを日本で最初に
独占販売したのもソフトバンクでした。
 
 
当時ソフトバンクといえば
後発組でしたので、
アップルから言えばうまみは
少なかったでしょう。
 
 
その時の口説き文句は
発見できませんでしたが
その一端を垣間見る発言を見つけました。
 
 
「スティーブが生きていたころ、
Band 41のTD-LTEをサポートしろと言った。
私のため、ソフトバンクのためでなく、
『あなたのiPhoneのため』に
サポートした方がいいと伝えた。」
 
 
*TD-LTEは、高速データ通信の仕様
 
 
当時、iPhone(というよりなんでも)で
ジョブズは自分の思い描く世界に
変えたいと思っていました。
 
 
「そのほかの人のため」なんて
言っていますが、
行動を見ていればそんなのウソです。
 
 
その彼に
『あなたのiPhoneのため』は
かなり効いたはずです。
 
 
まだ十分ではないiPhoneに
力を与える言葉で提案したからです。
 
 
意味のブレのない正確な言葉は重要です。
 
 
それを中心にしなければ、
何を言っているのか
わからない文章になります。
 
 
しかし、それとは別に
 
 
すこしぐらい意味が不明確になっても
読み手の解釈に幅を与える
上ブレ言葉があるかも
意識しましょう。
 
 
人は上振れ感のある言葉に
希望を見出します。
 
 
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「まだ十分ではない」では
ないですか?
 
 
 
 
 
 
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