メリットにいったい何があるというのですか?(2)~コピーライティングの基礎とは?(6)

「あなたは白血病です」

妙に疲れやすく
体のダルさが抜けないので
病院に行ったところ、

医師からの診断が

「白血病」

だとしたら?

程度の差はあれ、
やはりショックを
受けるのではないでしょうか?

というのも
白血病は死をイメージさせる
病名だからです。

私だったら、その場で
お漏らししてしまいます。

あなたはどうですか?

今回は、
なぜ生きることはメリットに感じ
死ぬことはデメリットに感じるのか?
についてお話しします。

■末期すい臓ガン

父が亡くなったのは
5年ほど前の夏でした。

春ごろに突然電話があり、

「話したいことがある。
今年中に死ぬから」

と、いつになく深刻です。

「末期すい臓ガンなので
延命治療をしないことにした。

年末にはもうダメだろう」

というのです。

生きている中で
死ぬことを選択したのです。

私とは住んでいるところが
離れているので
夏頃、後のことを相談しようと
会いに行く予定でした。

ところが、
夏になったところで
容態が急変しました。

母からの電話で

「今来ても仕方ないから
ハッキリしたら
また連絡する」

とのこと。

あまり父のことは
好きではありませんでしたが

「最期、会えなかったかー」

と思っていた何日か後、
また母から電話が
かかってきました。

「容態持ち直したから、
急いで来なさい」

関係するところへ連絡を取り、
礼服を用意して
バタバタと妻と出かけました。

まず実家に行き、
少し母と話をしてから、
病院には行きました。

病室に入ると
末期すい臓ガンというのは
ひどいものです。

骨と皮だけの父が
ベッドに横たわっています。

「燻製(くんせい)みたいだな。
でも、顔色いいじゃん」

骨と皮だけのミイラに
顔色もないのですが、

社交辞令として
「元気そうに見える」
と伝えました。

それに対して、
何かモゴモゴ言っていましたが
何を言ったのかわかりません。

それだけ体が弱ると
思考もおぼろげで
単語に近い言葉しか話せません。

「夫婦ってそういうものか」
と思ったのが、

私にわからないことが
母にはわかるらしく

意味のつながらないところを
母は私に通訳してくれました。

その何日か後に亡くなったのですが、
妹たちにもタイミングよく
連絡できたので家族全員そろって
父を見届けることが出来ました。

私は初めて人が死ぬ瞬間を見ました。

その時、生きるということと
死ぬということは、

スイッチのオンオフではない
違うことなのではないかと
思ったのです。

次回に続く。

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