ギターに恋しました ~メリットにいったい何があるというのですか?(4)

■第一章、不良ギターとの出会い

この前、ギターに恋しました。

私の行きつけの古本屋は
中古日用品も併設されています。

本を探しに行ったついでに
中古日用品フロアも見ていると
運命のエレキギターと
目が合ってしまったのです。

形はレスポールなのですが、
少し変形型。

(特徴をいろいろ言って
先に買われると困るので
このぐらいで止めます)

このギターに
一目ぼれしてしまったのです。

目下、昔に買ったギターやベースを
奥から取り出し、調整を終えて
練習をしているところ。

ですので、
ギターは持っています。

ないから、
欲しいのではありません。

買うにしても
他にたくさん欲しいものが
あります。

なので、
優先度も低いです。

腕前の方も
ギター弾けないレベルですので、
買ったとしても持て余すのは
わかりきっています。

ギター下手なのに
何本も持っているのって
カッコ悪いでしょう?

だから、買うのを
躊躇(ちゅうちょ)しているのですが、
それでも欲しいのは、
そのギターに恋してしまったからです。

■欲望とは恋?

あなたも必要を越える
欲望を感じたことはありませんか?

「炊飯器が古くて
内ガマのテフロンが
はげちゃってるから
買い換えないとダメだな」

「洗濯機も脱水中に変な音するから
もうそろそろかなー」

「自動車のタイヤも
ツルツルだから
買い替えなくてはー」

これって、全部
「必要だから欲しい」
です。

そういえば、この前
軽自動車税納付の払い込み用紙が
来ました。

見ると、去年まで7200円だったのが
今年は12900円になっています。

相変わらず
いやらしいやり口で、
自動車を買い替えさせたいのか
古い車は税金が上がるらしいです。

妻が言うには
「だから、安倍なんかダメなんだよ」。
これは先に
私が言っていたことです。

それを妻が言うように
なってきたぐらいですので、
今年の選挙は
変化があるかもしれません。

それはいいとして、

その税金も
「必要だから払う」
もの。

「必要」とは、
実は必要ではありません。

理詰めでいえば、
「必要」の言葉通り、
計画を立てて順番に買わなくては
ならないものは確かです。

しかし、本当に必要ならば
「買わないといけないなー」
と考える前に
すでに買っているはずです。

思うに「必要」とは、
本丸に対してではなく
本丸を成し遂げるための
道具のような意味なのでしょう。

例えば、

音楽を作ることが本丸で
そのためにギターが必要なのであれば、
すでにギターはあるので
もう必要ありません。

ギターを弾き分けられるぐらい
実力があるなら、

タイプの違う音楽のため
今持っているのと違うギターが
欲しいというのはあるかもしれません。

ですが、
私はそうではないです。

欲望の本丸は
そのギターを
「私のもの」にすること。

必要などどうでもよく
欲しいのです。

だから、
私の見つけたギターのように、

あってもなくてもいいものが
突如、欲しいものリストに
チャートインして一位を
獲得したりします。

こうなると、
ギターのほかは
何も見えなくなります。

ギター問題をどうにかしないと
前にも後ろにも動けない。

あなたも経験したことが
あるでしょう?

「必要か?」なんて
冷静にしていられない。

あるのは
「欲しい」
「自分のものにしたい」
だけ。

この上気してフワッとした感じ。

欲望とは恋ではないでしょうか?

■恋する脳の3層構造

さて、本能といいますが、
恋は本能のなせる業だと思いますか?

原始人なら
そうかもしれませんが、
現代人においては
違うと思います。

それは本人が感じるメリットに
大きく左右されるからです。

ここで少し
脳の構造についてお話しします。

人間の進化というと
外見がサルから
現在の人間に変わったように、

同じものがドンドン形を変える
リフォームのように思えます。

ところが、脳の場合、増築です。

進化に合わせて
新しい役割を果たす脳が増築され
3層の構造になっています。

一番古い層は、呼吸、心拍など
生命維持のための脳。

この脳部分は意識されない
体の活動の制御を担っています。

その上の2層目は
好き嫌い(敵味方)を
判断するための脳。

要は、危険に対して
逃げる逃げないを判断します。

例えば、部屋に入ったら
何か動くものがいた。

そうしたら、
逃げるでしょう?

相手が何かわからないのに
逃げるのは変に思うかもしれませんが

とりあえず身の安全のため
距離を置く行動を
とっさにしてしまいます。

それを判断しているのが
2層目の脳です。

そして、一番新しい層は
考えるための脳です。

考えるためには、

入手した情報から
今までの記憶と照らし合わせて
想像したり、

その人のメリットの基準によって
比較を行い、
価値の重み、優先順位、
行動順序を決める機能を持ちます。

例えば、部屋に入ったら
何か動くものがいた。

その時、とっさに逃げると思いますが
その後の行動は人それぞれです。

様子を伺い、動くものを確かめる人。
部屋を出て、警察に頼む人。

なぜそんな違いが現れるかと言えば、
その人が見た情報や
その人の体験した記憶などから
現状への対応するからです。

■物に恋する恋物語

前回、2枚のコインの話をしました。

この2枚のコインとは
2層目の脳と
3層目の脳のことです。

この二つの脳のせめぎあいで
人間は迷ってしまうのです。

一般的に本能と言い表すとき、
2層目の脳を指す場合が多いです。

しかし、2層目の脳にできることは
危険を察知して、避けることだけです。
よく生存本能と言われますが、

2層目の脳には、
「なにか変だから逃げよう」
しかありません。

その判断の後に
「どうやって生きるか?」は
3層目の脳の役割です。

この脳の3層構造からわかるのは
恋は3層目の脳で行われること。

性欲が本能だとするなら
生殖機能とは違うところで
恋は発生しています。

先行して
イメージの世界で
スパークしているのでは
ないでしょうか?

だって、好きな女の人を見て
「いいねー」と思うことはあっても

いきなり「おいしそー」とは、
ならないでしょう?

「紅茶の美味しい喫茶店で
楽しくおしゃべり」

とか
もっとメルヘンチックなところから
始まるから恋です。

つまり、第3層目の脳の
イメージするところが
フル暴走して想像しています。

ということは、
対象は人間でなくても

物に対しても
想像できますので
物との恋も可能なのです。

「あのギターが部屋の壁に
立て掛けてあって、
横を通りがけに弦をはじく。

すると、
鉄弦だけの響かない
ポロンとした音がする」

「あのギターをきっかけに
練習したくなり、

ブルースブレーカーズの時の
エリッククラプトンのように
弾けるようになってしまう」

そんなトロンとした想像の世界で
ギターとの恋物語が連綿と
奏でられていくわけです。

■第3層の脳を誘惑

コピーライティングにおいて
メリットを伝えるのは重要です。

ギターで言えば、

弾きやすいデザイン、
厳選された材質で作られている、
専門職人が作っている、
あのプロが使っている、

などいろいろあるでしょう。

しかし、最も重要なのは
「顧客はギターと恋したい」のです。

他のものでもいいですよ。

「顧客はスニーカーと恋したい」
「顧客は炊飯器と恋したい」
「顧客は腕時計と恋したい」

なんでもいいのですが、
とにかく人間は物に恋すると
ぜひ理解してほしいのです。

そう理解できると、

買うのではなく、
顧客は物と「一緒にいたい」
と考えていると
感じるようになります。

人間に対してのようにです。

ですから、
メリットを書くときには
理屈として書くのではなく、

どのような物との恋愛が出来るかを
裏の意識に忍ばせて
書くことが必要です。

「弾きやすい」ギターだったら
「疲れないのでいつまでも弾ける」を
裏で意識しながら
コピーを書くなどです。

ある意味ダブルミーニングで
「一緒にいることができる」を
想像させることを目的とします。

私の場合で言えば、
「部屋にあのギターがあって
帰るといつもそこにいる」シーンを
何回も想像しています。

笑っているかもしれませんが
子供も犬もフィギュアもギターも
想像の世界では同じです。

第3層脳のイメージ能力は、
理解するためや、
行動するための目標として発達した
現代の人間たるゆえんの能力です。

その現代人の第3層脳に向かって
コピーライティングをしましょう。

「これを買わないと損」のような
第2層脳に訴えかける
コピーもあるにはありますが、

そのコピーは安売りの時しか
響きません。

なぜなら、
恋愛目的ではないからです。

「まあ安いなら
買っとくかー」ぐらいの
感じでしょう。

家に持って帰っても、
金で買った
それなりの扱いしかしません。

最近よく、思います。

「欲しい」とは、
恋するようなもの。

しかし、ギターとの恋は
「禁じられた遊び」ですね。

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